資料2
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国家公務員宿舎削減計画に伴う影響及び今後の対応について(再掲)
1.国家公務員宿舎廃止・処分に伴うまちづくりへの影響
1.1 まちづくりへの影響について
①多くの公務員宿舎を一度に廃止・売却することから,現在までに形成された緑豊
かなゆとりある都市環境が急激に失われ,つくばの価値の低下につながる。
・緑化率の大幅な低下及び大通り沿いのグリーンベルトの分断
・密度が高い土地利用や狭隘な住宅によるゆとりがない土地利用
・周囲の環境と大きく異なる高さの建築物の建設
・ペデストリアンデッキや公園の利用を考慮しない建物配置の実施
②平成 27 年 9 月末にはすべての廃止宿舎において居住者がゼロとなる。新たな機
能が立地するまで,長期間にわたり空き家が発生する。
③TX沿線を始め,市内では多くの宅地供給が行われている。今後更なる宅地供給
により,未利用の荒れ地が増加し,街並みの悪化や活力の低下が危惧される。
④退去により推計約 4,900 人が転居し,その多くが市外へ転居する可能性が高い。
⑤同一地区において多くの公務員宿舎が廃止されることから,自治会などの地域コ
ミュニティ活動が低下する。
1.2 経済への影響について
①同一地区において多くの公務員宿舎が廃止されることから,一時的に人口が大幅
に減少し,経済へ大きな影響を与える。
②市内の宅地供給が低迷する中で,大量の宅地供給を行うと,地価が急落する可能
性がある。
1.3 社会・都市インフラについて
①退去が一斉に行われるため,急激に小中学校の児童数が減少し,学校運営に大き
な影響を与える。(学区内の住宅の多くが公務員宿舎である地区が多い)
②研学地区内の学校施設は,当初の研学地区の想定人口に基づき計画されているこ
とから,売却後に法定容積率限度の集合住宅が建設されると学校の容量がオーバ
ーする可能性が高い。売却時にはそれらを考慮した制限を課す必要がある。
③売却に伴い,多くの住宅が供給されると上下水道の使用量も現在に比べ急激に増
加する。研究学園地区内は研究学園地区建設時の計画をもとに上下水道を整備し
資料2
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2.削減計画に対する今後の対応(案)
今回の削減計画はつくば市に大きな影響を与えることから,下記手法で誘導を行う。
単なる公務員宿舎の処分ではなく,つくば(研究学園地区)の都市再生
○処分宿舎が存在するエリア
・中心市街地 :つくばの核となる機能が集積 ・竹園・吾妻東部:品格ある質の高い住環境を創出 ・並木 :低層でゆとりある住環境を創出 ・松代東部 :緑豊かなゆとりある住宅地を創出
2つのエリアに分けて検討を実施
「つくば中心市街地再生推進会議」で検討を実施 ■中心市街地及び竹園・吾妻東部エリア
関係者で組織する「つくば中心市街地再生
推進会議」において,価値を向上させる都
市 再生 のあ り方 や民間 導入 を促 進す る支
援策及び処分手法を検討
審議事項2,3,4
■並木エリア及び松代東部エリア
宿舎単位ではなく,エリア単位の地区計画
による対応
大 量供 給に よる 弊害防 止や 住み 替え 促進
のため段階的な処分を実施
審議事項5
つ く ば の 魅 力 創 出 に 特 に 重要なエリア
処分宿舎のみに地区計画をかける手法ではなく,戦略的に都市再生の手法を検討
つ く ば ら し い 良 好 な 住 環 境を提供すべきエリア
○ポイント
・他都市には無い魅力的な中心市街地に 再生することで,つくばの競争力を向
上させる。
・宅地需要が低迷しているため,その需
要 を 向 上 さ せ る た め の 支 援 策 等 を 検 討し,都市再生を推進する。
○課題
・H27.9 にはすべての入居者が退去する
ため,H27.9 から売却が終了するまで 空き家となる宿舎が発生する。
→ 防 犯 対 策 や 街 並 み の 悪 化 を 防 ぐ ための対応を検討することが必要
○処分の手法
地区計画を決定した上で処分する。 ○処分のスケジュール(案)
・今年度より 7 年程度かけて段階的に処 分を実施する。(H25~31)
・入居者がいない宿舎を優先的に処分す ることで,エリア内の住み替えを促進
・並木と松代東部の処分が偏らないよう に計画的に処分を実施する。(P4)
○地区計画のスケジュール
・H26 年度前半にすべてのエリアに地区
計画を決定する。 ○課題
・H27.9 にはすべての入居者が退去する ため,H27.9 から売却が終了するH31
まで空き家となる宿舎が発生する。 → 防 犯 対 策 や 街 並 み の 悪 化 を 防 ぐ
資料2
3 ※並木エリア及び松代東部エリアの公務員宿舎処分スケジュールの例
宿舎処分スケジュール (案) 凡 例 ・ ・ ・ 地区計画ス ケジュール
1 8 並木2丁目住宅(一部) 12 0 ~1 27 3 6 ,6 4 6
1 9 並木2丁目住宅 21 4 ~2 16 1 4 ,2 8 8
2 0 並木2丁目住宅 3 0 1 ,3 0 2 1 2 ,1 9 1 済 ○
2 2 並木3丁目住宅 71 4 ~7 20 3 ,9 8 0 済
2 3 並木3丁目住宅 70 8 ~7 12 2 ,2 9 1 済
2 4 並木4丁目住宅 40 6 ~4 09 1 5 ,8 5 2
2 5 並木4丁目住宅 80 1 ~8 04 1 0 ,4 6 3 済
2 6 並木4丁目住宅 90 1 ~9 14 3 6 ,4 6 1 済
2 7 松代3丁目住宅 3 1 1 ,3 1 2 9 ,0 2 2 済 ○
2 9 松代5丁目住宅 50 1 ~5 13 2 5 ,3 9 7
3 0 松代5丁目住宅 51 7 ~5 28 3 6 ,1 7 5
1 3 竹園3丁目宿舎 10 1 ~1 14 3 2 ,5 5 0 済 ○
合計 2 3 5 ,3 1 5
H31年度
H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度
番 号
宿舎名 棟番号 面積
退去済 み
地区計 画
売却 手続
住み替え
住み替え
1期
2期
3期
4期
住み替え
住み替え
住み替え
資料2
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3.良好な都市環境を創出するために別途検討している事項
つくばの特徴的なインフラであるペデストリアンデッキや公園などの公共空間を活用するための制度を検討中(つくば市公共空
間活用検討委員会において検討中)
公共空間の将来像,方針
(仮称)公共空間の活用に関する条例
(オー プンカフェ条例)
オープンカフェ,路上店舗,パフォーマ ンス 等をできるよう にするための制度
3 つ の制度で公共空間の活用を誘導
ソ フ ト 的 な 誘導
ハ ー ド 的 な 誘導 ・公共空間の適正な管理
・ペデネットワーク分断箇所の整備
・使いやすい公共空間への改修 等 つくばの都市の骨格となる新たな公共空間の創出
公共空間活用3条例(ペデ3条例)
(仮称)公共空間隣接建築物の誘導に
関する 条例
(ペデ誘導条例)
(仮称)自転車安全利用条例
(自転車条例)
本条例及び既存の3つの条例で対応 ■ オ ー プンカフェ関係4条例
・ オープンカフェ条例( 新規) ・ つくば市道路占用料条例(既存) ・ つくば市都市公園条例(既存) ・ つくばセ ンター広場条例( 既存)
公共空間の定義や位置,市・市民・事業者 の責務等も規定
公共空間が都市の骨格となるように,隣接
する建築物を公共空間に向けるための誘 導制度
自転車のルールなど安全な 自転車環境を 創出するための制度
※市内全域の制度
公共空間に隣接した建築物を建築する際に, 市と建築計画の協議を行う ことを義務化
最低限遵守すべき誘導項目は条例,規則 等で規定し,その他の項目はガイドライン等 を参考に協議を行い好ましい形態へ誘導
以下の項目を規定
・ 自転車の通行方法等のルール ・ 自転車利用のルール
・ ルール等の周知,指導
・ 安全利用,モラル向上地区の設定 ・ 行政・ 事業者・市民の義務,責務の明確化
方針1 公共空間自体を活用したまちの憩いの場, にぎわいの場の創出
方針2 公共空間が都市の骨格となり, だれもが快適に利用できる空間の創出
方針3 子どもから高齢者まで, いつでも安全安心に利用できる公共空間の創出